取り組みの一例
それでは、実際にはどのような取り組みが行われているのでしょうか。
以下の内容は、これまでの活動の一例です。
自ら解決可能な問題を設定
まずは、現代社会が抱える問題点を挙げるところからスタート。
- あらゆる分野の発展のためには、鉄鉱資源は欠かすことができない
- その一方で、昨今の異常気象などからもわかるように、環境破壊が非常に深刻な状況である
- 各分野における文明の発展と、環境保全を共存させることはできないか?
環境保全を考慮し、日本古来の砂鉄を用いた製鉄を活かせないか?
(→ 鉄鉱資源の探査研究を行う必要がある)
知識・技術を複合融合させて解決策を提案
設定した問題に対し、自分たちの知識・技術ではどのような解決が可能か?
- 周辺地域において、そもそも製鉄に適した砂鉄が採取できるのか
- 一言で「砂鉄」といっても、地域によって成分は異なる
- いくつかの河川で砂鉄を採取する必要がある
- 所属学科(材料工学科)で学んだ知識・技術を活かし、採取した砂鉄の成分を回折・観察する(→ 製鉄に適した砂鉄を選定)
確定後、制作開始
前出の提案に則り、制作(ここでは実験)を行う。
- 各河川の砂鉄を採取し、洗浄・乾燥させる
- 1をX線を用いて回析する
- 樹脂埋め込み作業を行い、研磨する
- 3の試料を腐食し、光学顕微鏡組織観察を行う
- 走査電子顕微鏡(SEM)を用いて、砂鉄粒子を観察する
結論・まとめ、発表
各種実験の結果をまとめ、さらに、それらを踏まえて結論を出す。
成果物として資料を作成し、発表する。
- 各河川で採取した砂鉄の成分・組織
- それぞれの相違点とその理由
- どの地域・河川で採取した砂鉄が製鉄に適しているのか?(結論)
以上が活動の流れです。
上記の内容はあくまで一例ですので、設定する問題やその解決策の提案については、各チームで考えていただく形となります。