波及効果

改善効果

当事業で構築される教育システムは、「創造力のある実践的技術者」に取り組んでいる高専であれば容易に導入可能です。

その波及効果・改善効果は非常に大きく、研究活動が中心である大学との差別化を図る上での重要なポイントとなり、いわゆる「高専ブランド」の発信にもつながるものです。
加えて、将来的には卒業研究との融合を図ることにより、独自の学士制度による高専学士認定に資する形とすることを目標としています。

社会的効果

JABEEにおける学習時間の保障、現実として存在する学力格差を踏まえると、すべての学生に対して「均一に」単位数が与えられる従来の認定方法では、或る学生にとっては単位の修得が「低いハードル」となり、向上心を失いがちになる傾向は否めません。
逆に、同じ学習内容であっても、一部の学生にとっては「高いハードル」となる場合もあり、学ぶ意欲を失うことにもなりかねません。

このように、すべての学生のモチベーションを高めることは非常に難しいのですが、当事業で構築するGPA方式の単位認定であれば、この現状を打破できる可能性は非常に高く、結果として、高い社会的効果を得ることができます。

学問的効果

従来の高専の「教え込み」方式による学習においては、学生は、講義や演習を通して総論・方法論・事例等を「パターン」として修得することはできるものの、アプローチの方法は無限にあり、些細な状況の差で、方法の善し悪しがカオスかつドラスティックに変化することから、すべてを修得することは極めて難しいといえます(すべてを「教え込む」ことは不可能)。

つまり、ソクラテスの「産婆術」の比喩にも示されるように、これらは教職員の指導の下で、学生自身が「経験」し、「体得」すべき能力です。
当事業はこれに資する内容となっており、学問的効果も非常に高いものです。