ごあいさつ
地元企業とテクノセンターとの連携の動き
産業技術振興会が平成12年9月に発足してのち、地域共同
テクノセンターが平成13年3月に設置があるなど、今年で9年目
を迎えております。この間、地域共同テクノセンターの教職員と
会員の協力の継続により、地域の産学連携という目標に向けて、
着実に実績を挙げてきていると思っております。
御承知の通り、昨年より世界及び日本経済は変調をきたしておりますが、その原因は日本ではなく、単にアメリカの住宅バブルが崩壊しただけですが、それが全世界にあっという間に影響を及ぼしました。この様に今は日本一国だけを論じるだけでなく、広く世界を見渡さなければならないグローバルな時代になりました。この中で生き延びるのは日本の“もの作り”の底力だと思います。日本には絶好のチャンスだとも言えます。弊社日本セラテックも年々アメリカを中心とした海外での売上・投資を増していますが、その中で必要なものは、“人”です。海外で通じる技術やマインドを持って、一人でも泣かない技術屋の確保が最大の経営戦略です。
高専については、卒業生の活躍が、昨年度 「目指せ!プロフェッショナルエンジニア―われら高専パワー全開」という本になり出版されていると聞いております。このようにこれまでの実績がまとめられ、社会的に知られていくことはよいことと思います。
また、今後は、高専生の役割として海外で仕事ができることも、これまで以上に求められていくと思っております。単に語学ができるということではなく、積極的に何でも取り組む能力、チームをまとめるためのコミュニケーションやマネージメントの能力が必要と考えております。
さて、仙台電波高専との再編・統合への準備開始が、平成18年度に発表され、いよいよ本年10月に統合を予定しているとのことです。宮城高専は機械・電気・建築・材料・情報デザインなどの幅広い分野構成でして、仙台電波高専は、情報通信・電子・電子制御・情報など情報・通信分野が主になります。高専1校としては全国最大規模となりますが、二つのキャンパスがそれぞれの特徴を生かしながら共同していくことを期待しております。
産業技術振興会としましても、宮城高専、仙台電波高専そして仙台電波高専の企業協力会である「産学連携テクノネット仙台」と歴代会長を中心にこれまで協議を続けて参り、本年度総会においては、両会が平成22年4月に統合することが承認されました。
地元企業側から見たサービスの分かりやすさが大切と思います。
2つのキャンパスになり関連分野と教職員の数が増えたところへ、窓口が一つのままで相談ができるというメリットが出てくれば、地元企業にとって魅力あるものになるかと思います。
このような状況の中で、産業技術振興会の果たす役割は大きいものがあり、振興会会員の皆様の企業の力の強化につながれば幸いと考えております。
宮城高専産業技術振興会 会長
株式会社 日本セラテック 代表取締役社長
森山 司朗