テーマ3:知的財産関連教育の推進 「早期創造性教育と知財教育の連携と統合」

教育改革への有効性

(1)学生自身の取組成果そのものが社会に対し有益であり,(2)知的財産として権利化することや(3)そのプロセスが,技術者として産業界で活躍する上での活力となる。このような教育システムの確立は,将来産業界において,新技術・新製品の開発や新規事業に果敢に挑戦しようとする着想力豊かな人材の育成に必要不可欠である。

また,本取組において構築する創造性教育科目を基盤にした創造性・知財教育用コンテンツ及びアーカイブは年を追う毎に質も高まり,扱う範囲も拡がる。そして本校の高度で質の高い創造性・知財教育の教育資産が蓄積され,その有効な活用の礎が築かれる。

卒業研究・発明コンテストは産業界との連携で行うことにより,学生を巻き込んだ形で特許取得の可能性が高まり,生きた知財教育が実現できるだけでなく,産業の振興にも貢献することができる。

また,とりわけ評価の高い高専創成期の卒業生や団塊世代の技術者がまもなく退職を迎え,「ものづくり」マインド,スピリットの継承が途絶えようとしているこの時期に,熟練の技術者を卒業研究・発明コンテストの審査・指導・アドバイスへ参画してもらうことにより,技術の継承・産業の活性化に結びつく。このような効果に対する期待は計り知れないものがある。

さらに,“創造性及び知財教育に関するシンポジウム”を開催することにより,本校で構築する創造性・知財教育用コンテンツ及びアーカイブの質の向上,流布を促し,全国レベルでの討論を通して国際競争力を意識した創造性及び知財教育の充実,啓蒙,問題提起がなされ,今後の創造性教育の発展を促すことが期待される。