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趣旨・目的

「学力格差」の解消のために地域・高等教育機関に必要な人材

近年わが国の高等教育機関ではJABEE等に基づく学習成果や学修時間等の保障、国際的教育水準の向上のためのボトムアップが求められる反面で、学生の経済格差や学力格差が深刻な社会問題となっている。特に、東北地方では、多くの県が全国学力調査で上位を占める中で、宮城県は産業の中心でありながら、学力調査の結果は下位2割に入るなど学力の低さは深刻であり、本校は、その入学生の半分が宮城県の出身であり、残りの半分が東北地方の他県の出身であるなどの理由から、入学生の学力格差は非常に深刻な問題となっており、さらにその格差は年々増加する傾向にあるため、早急な対応が求められている。

これらの問題に対処するために、講義内容の工夫、教材の工夫、FD研修、チームティーチング等、教育方法の改善が試みられているが、教員1人で多数の学生を相手にする一元的な教育のみでは、対応には限界があると考える。この様な状況に対処する方法として、多数の指導者が多数の学生を相手にする多元的な教育によるきめ細かな指導が理想とされるが、従来のように教員が直接学生を教育する方式では、教員の負担増が懸念される。さらに、本校は合併に伴う複数のカリキュラム同時進行など、教職員の負担の増加が予想される為、教職員の負担を増やさない形で、効率的に実行することが重要となる。

以上を鑑みて、 従来から放課後や休み時間に学生間で行われており、明確ではないが効果があることが推測できる、「学生同士で勉強を教え合っている」ことに着目し、従来はTAやアドバイザーなど、教員のサポートに限定されて行われてきた、「学生の教育への参加」の枠を広げて、「学生による指導を積極的に取り入れる」ことを考える。 つまり、 課外時間の予習復習・基礎科目の授業・卒業研究のゼミ等において、 より目線が近く、分からない箇所に関して共感を持ちやすい学生間で、ホームパーティーのときのように、「知識等を理解している学生たち」が持ち寄った「各々の教え方」の中から、「知識等を理解していない学生たち」が自分に最も合った「理解しやすい教わり方」を選択できる、いわば「教学パーティー」とでも称する新たな教育システムを「教員と学生が協働して」構築していくことを考える。

従来の教育方法 / 本取組で提案する教育方法 (左)従来の教育方法 / (右)本取組で提案する教育方法

ところで、この体系の要となる「指導する側の学生」は、教えることを通して、自身の「理解度」や「習練度」が高められ、「指導力」や「教育力」も自ら育成していくことから、「トップアップ」にも繋がり、まさに「人材育成である」と考える。この指導する側の人材を本取組では、「学習コンダクター」と称し、育成する人材の目的とする。

また、日本経済を再建する上で中小企業の活性化の重要性が指摘される中で、団塊の世代の退職に伴う次世代の産業を支える「人づくり」が急務とされるが、景気の煽りを受けて中小企業では人材を育成したくても、その為の教育を行う体力がない、負のスパイラルに陥っている。特に産学が点在する地方では産学間連携も取り難い状況にあり、本取組により育成される、「学習コンダクター」と称する人材は、就職先の企業でも、後輩の教育・育成などでその能力を発揮し、「次世代を背負う人材の育成」でも十二分に活躍するため、地域の活性化に対しても多大なる貢献が出来ると考える。

取組の目的

本事業では、学習コンダクターと称する、「教員と協同で学生の指導を行える」人材の育成を目的としており、その為の人材育成環境である「学生同士で教え合いをする」教学パーティーを運営するための組織として「人材バンクと教材バンクからなる」教育支援センターを整備する。

学習コンダクターを育成し、教職員の監修のもとで、課外時間の予習復習・基礎科目の授業・卒業研究のゼミ等で、学習コンダクターによる学生指導を積極的に取り入れ、学生同士の教え合いを促進する教学パーティーを催すことにより、従来授業だけでは十分に理解できないため、課外時間に教員に質問等に来る、学生の学力改善を図ることが出来る。それにより生じた教員の時間的余裕を、深刻な学生に的を絞ったマン・ツウ・マン指導に当てることにより、効率的にボトムアップを図ることができる。その結果として、学生の効果的な学力格差の緩和が可能となり、如いては授業の効率化や教育内容の高度化、さらには教育水準の向上に繋げることが期待できると考える。